2024年度、多くの学生・研修医に学会発表いただきありがとうございました。
2024年度、当教室の学術係を務めさせていただきました後藤です。
2024年4月に学術係に就任するにあたり、自分自身の目標として、専攻医が少なかったことも影響し、「研修医および学生にたくさん学会発表してもらう」という目標を掲げました。特にクリクラⅠの学生を中心に、積極的に学会発表の機会をお誘いさせていただきました。当初は、学生が果たして学会発表に対してどのように反応するか不安を感じておりましたが、実際には思いのほか積極的な学生が多く、2024年4月から2025年3月までの1年間にわたり、1名の研修医及び6名の学生の方々にご発表いただきました。
また、2025年度も既に1名の研修医と2名の学生の発表が決まっております。この度の発表に際し、発表をこころよく引き受けてくださいました研修医の先生方、学生の皆様、そして多忙の中ご指導いただいた指導医の先生方に深く感謝申し上げます。
発表いただいた皆様にこの経験が皆さんの医師としてのキャリア形成、今後の人生に少しでも役立ててもらえましたら幸いです。
また、今回に限らず、今後も積極的に学会発表していただきたいと思っております。さらに、皆様が上級医となった時に研修医・学生に積極的に学会発表を勧め、指導していただけたら、皆様を勧誘した私にとってこれほど幸せなことはありません。
今後のご活躍を心より応援しております。
2025年5月20日
2024年度内科学第一教室 学術係
後藤 憲彦
2024年4月~2025年3月までの研修医・学生に発表していただいた演題になります。
- 「ペグフィルグラスチムによる薬剤性大動脈炎を発症した小細胞肺癌の1例」
演者:澁谷美桜さん(第154回日本内科学会信越地方会 2024年6月1日 於:アートホテル上越 新潟)
- 「ニボルマブ再投与による重症薬疹を来した悪性胸膜中皮腫の1例」
演者:片桐崇史先生(第154回日本内科学会信越地方会 2024年6月1日 於:アートホテル上越 新潟) - 「当院におけるTrastuzumab deruxtecanによる薬剤性間質性肺炎の経験」
演者:岩本健吾さん(第155回日本内科学会信越地方会 2024年9月22日 於:ホテルブエナビスタ 松本) - 「難治性の肺膿瘍に対しメトロニダゾールの点滴静注が奏効した1例」
演者:渡瀬隆寛さん(第155回日本内科学会信越地方会 2024年9月22日 於:ホテルブエナビスタ 松本) - 「クライオ生検で気道開通と診断を行い、化学放射線療法へ繋げられた、気管支内進展する肺肉腫様癌の1例」
演者:小野有加さん(第261回日本呼吸器学会関東地方会/第186回日本結核・非結核性抗酸菌症学会関東支部会 2024年9月28日 於:秋葉原コンベンションホール 東京)
⇒本演題は優秀演題に選出され、2025年4月に開催された第65回日本呼吸器学会学術講演会企画「ことはじめ甲子園」でもご発表いただきました。 - 「複数の抗アンドロゲン薬で薬剤性肺障害を発症した1例」
演者:小林翠さん(第261回日本呼吸器学会関東地方会/第186回日本結核・非結核性抗酸菌症学会関東支部会 2024年9月28日 於:秋葉原コンベンションホール 東京) - 「血漿交換療法を含む集学的治療で改善した抗MDA5抗体陽性間質性肺炎の1例」
演者:斉藤舞さん(第263回日本呼吸器学会関東地方会 2025年2月8日 於:秋葉原コンベンションホール 東京)