第46回 呼吸器内視鏡学会学術集会に参加して

6月29日、30日にパシフィコ横浜で開催された呼吸器内視鏡学会学術集会に参加してきました。
ここ3年はWebでの参加でしたが、今回久しぶりに現地で参加となりました。
小型肺腫瘍術前に行っているRF-ID留置について、ポスター発表をしてきました。主に外科の先生のセッションの中でしたが、当院での取り組みを発表してきました。

今回の学会の一つのテーマが『標準化』であったように感じます。気管支鏡検査は、呼吸器内科のある病院で行われる検査の一つです。実は検査の細かい部分(鎮静方法など)は、病院ごとに異なっている点があります。
個人的にはその施設で最も慣れたやり方を行うのが望ましいと思いますが、あくまで『標準』を知り、そのうえでの工夫を凝らすのが望ましいように考えます。

当院の気管支鏡検査も、患者さんにとって苦痛が少なく、最大限の恩恵が得られるような検査体制にしていきたいと考えております。

その他、海外の先生から『Robotic bronchoscopy』など国内では考えられないような内容が発表されました。オンデマンド配信が行われており、気になる内容を後日視聴できるのが、最近の学会の大きな利点と考えています。

小松 雅宙

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