アジア太平洋呼吸器学会議 
APSR 2022 (Asian Pacific Society of Respirology)

11月17日~20日にソウル市で開催されたAPSR 2022に花岡教授、北口先生、鈴木先生と参加いたしました。北口先生はCPFE患者のCT画像の検討を、鈴木先生は肺切除後のCOPD合併肺癌患者の画像解析についてそれぞれポスター発表され、私自身は肺気腫合併肺高血圧症ラットモデルを用いたシルデナフィルとホーミングペプチド併用の検討について口演発表いたしました。拙い英語で発表させていただきましたが、CARの薬理学的作用機序、シルデナフィル以外の血管拡張薬との併用や将来の研究の見通しについてなど、非常に有意義な御質問を頂きました。また、今後の研究につなげて参ります。

今回COVID-19後、3年ぶりの現地開催となったAPSRですが、ゼロコロナ政策の影響か中華人民共和国の先生はほとんど参加していないなど、オーラルセッション、ポスターセッションともに欠席者が多い印象でした。そんな中でも出席者の間で熱いdiscussionが繰り広げられていたのが印象的でした。来年度以降、COVID-19によらず、すべての国が参加できることを祈りたいと思います。

今回は演題に対して積極的に英語で質問することを心掛けて参加いたしました。質問している自分でも「何言っているんだこいつ?」というような拙い英語でしたが、演者の皆さん何とかこちらの意図をくみ取っていただきました。英語で他国の研究者と議論するということは大切であり、また楽しいと実感いたしました。今後、英語力も鍛えて参りたいと思います。とにもかくにも実りの多いAPSRでした。

2022年11月17日~20日

ソウル/大韓民国

後藤 憲彦

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