豪雪

松本市は標高約 600mに位置するため、夏でもクーラーいらずの快適な環境でした。しかし近年は地球温暖化の影響か、8月の日中はクーラーがないと熱中症になってしまいそうな日も増えてきました。逆に冬の寒さは以前よりゆるんでいるかというと、そのような実感はなく、相変わらず厳しい寒さです。その分春や秋の過ごしやすい季節が短くなっている気がします。

私の生まれは新潟県上越市ですが、豪雪地帯で有名な土地です。私が小学生の頃(1984~1986年)には3年豪雪と呼ばれる記録的な積雪で、平野部の上越市中心部で292cmの積雪を記録しました。当時は約30分かけて徒歩で通学していたのですが、あまりの大雪に例外的に路線バスでの通学が許可されました。一方で除雪設備はそれなりに整っている土地柄ですので、幹線道路が積雪の影響で立ち往生するようなことは少なかったように思います。1987年以降はこれも地球温暖化の影響か、そこまでの積雪はありませんでした。

しかし2020年~2021年の冬は久しぶりに大雪で、約200cmの積雪を記録しました。この冬はコロナの影響で帰省できませんでしたが、実家の両親が送ってくれた実家の写真を以下に載せておきます。自宅前も雪を完全にどかすことはできないため、雪山に階段をつくり、そこを降りて玄関に到達しなければなりません。松本の雪とちがい、水分を多く含む雪のため、非常に重い雪のため雪かきも重労働です。

暑い梅雨~夏がもうすぐですが、雪景色の写真を見て少しでも涼しさを感じていただければと思います。

牛木淳人

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