最近観た映画の話

休日に時々映画を観に行くのが好きです。映画館で見るのは、画像効果や音響が映えそうな大作映画がほとんどなので、本当に映画好きな人からは鼻で笑われそうですが。

最近『フォードVSフェラーリ』という作品を観ました。1966年のル・マン24時間レースで、アメリカのフォード社がメーカーとして参戦して初めて総合優勝したエピソードを基にした作品です。
フォードからレーシングマシンの作成を依頼された元レーサーでエンジニアのキャロル・シェルビー(演:マット・デイモン)と、ドライバーのケン・マイルズ(演:クリスチャン・ベイル)が主人公となっています。
脚色が多分に入っているのだと思いますが、車が売れれば良いというフォードの重役達とレースに勝ちたいシェルビー達との摩擦が大きなテーマになっており、フォードVSフェラーリというよりもシェルビー・マイルズVSフォードという雰囲気の作品に感じます。最終的に史実の通りにフォードが優勝するのですが、主人公達にとってはほろ苦い、そして悲劇的な結末を迎えることになります。

これを書いている時に結果が発表された今年のアメリカアカデミー賞で、本作は受賞できませんでしたが作品賞にノミネートされていました。
ストーリー的には娯楽要素が多く、またあまりCGを使っていないらしいレースシーンの映像や音響は非常に素晴らしかったです。
長野県では上映回数が少なくなっているようですが、もし機会があれば映画館でご覧になることをおすすめします。

町田 良亮

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