APSR2019に参加しました

11月14日(木)~17日(日)にベトナム、ハノイ市で開催されたAPSR(Asian Pacific Society of Respirology / アジア太平洋呼吸器学会)2019に出席させていただきました。
17日(日)に口演発表をさせていただき、テーマは当科の北口良晃先生、安尾将法先生方にご指導いただいている「REDUCTION OF ANTIOXIDANT ACTIVITY IN RATS OF EMPHYSEMA WITH PULMONARY HYPERTENSION INDUCED BY SU5416/HYPOXIA: POTENTIAL ROLES OF VASCULAR ENDOTHELIAL GROWTH FACTOR(SU5416慢性低酸素曝露第3群肺高血圧症ラットにおける抗酸化能力の低下」でした。発表後は「この検討から、今後ヒトの肺高血圧の治療について有効なバイオマーカーは指摘できるか」といった今後の研究に参考となる質問をいただき、今後の研究を進めるに当り参考になりました。アジア各国の、御研究に努力、ご苦労をされている先生方の発表に勇気づけられ、今後の研究に活かせる良い知見をいただきました。肺循環のシンポジウムでは、肺高血圧の最新の定義、臨床分類についての講演や、慢性肺血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromoboembolic pulmonary hypertension:CTEPH)の講演など拝聴し、大変勉強になる時間を過ごさせていただきました。学会中Gala Dinnerにも出席させていただき、恐れ多いですがYoung Investigators Travel Awardに選んでいただき表彰いただきました。指導医の先生方による手厚いご指導の賜物であり、深謝申し上げます。
学会で学んだことを参考に、今後も努力していきたいと考えています。
学会参加の間、ハロン湾や、ハノイ市内の名所(ホーチミン廟、文廟(孔子廟)、旧市街)などを時間は限られておりましたが、巡らせていただきました。特に、ハロン湾はベトナム北部の代表的な景勝地で、でこぼこなカルスト地形が沈降することで生じた独特な形の岩島が多数海中から顔を出しており、当日は快晴に恵まれとてもきれいな風景でした。
旧市街地はドンスアン市場からホアンキエム湖まで散歩すると、昔ながらの風情・町並みが残っており素敵でした。
最後に、同行いただいた花岡先生、後藤先生、皆川先生誠にお疲れ様でした。小生の英語が拙いこともあり、レストラン・タクシーの予約等手配をはじめ配慮至らぬところが多く、ご面倒をおかけいたしました。

和田 洋典

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