常念診療所

8月11日、山の日に常念岳に初めて登りました。信大医学部山岳部が運営している常念診療所の医療スタッフとして参加するためです。母校の富山大学でも双六岳の診療所がありましたが参加したことはありませんでした。

毎日運動しましょうと患者さんには言うものの、自分では皆無なため、常念に登るというと家族周りの人からは「大丈夫なの?」と心配されました。なんとかいけるのではないかと楽観視していた私でしたが、いざ本番になってみると、かなりきつく、運動不足なことを呪わずにはいられませんでした。そして経年劣化により、靴底がはがれるというアクシデントもありました(両側とも!)。そんな私でしたが、花岡先生のペース配分のおかげもあり、予定通りの時間で診療所に到着できました。連休中ということもあり、親子連れも多くにぎわっていました。

夕方に診療しましたが、限られた医療資源の中で診療するということを実感しました。体力が尽きてしまったため、山頂には登らずに小屋の近くで日の出を待つことに。流れ星もみることができ、また徐々に世界が朝になっていくのをみるとがんばって登ってよかったと思いました。

無事、下山できましたが筋肉痛ももれなくついています。もっと鍛えねば。後日、NHKで奥穂高夏山診療所の特集があり、色々比べることができ興味深かったです。

きっかけが無ければ登らなかったと思うので人生経験だなあと感じます。みなさんも来年、ぜひいかがでしょうか。

皆川 鮎海

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