梅仕事再び。
初夏の信州は、暑かったり寒かったりで、朝晩の冷え込みで風邪をひく人も。
雨が多かったときは肌寒かったですが、6月も終わりになると日差しがギラギラしてきて、ひなたは暑いです(でも木陰に入ると爽やか~。信州のいいところです)。
入院患者さん達のベッドサイドに伺うと、枕元に信毎(地元新聞「信濃毎日新聞」の略称で「しんまい」と読みます)が開いてあり、お天気欄の『紫外線指数』は連日MAX!
もういいトシなのでお肌のケアに気をつけなきゃいけないのですが、すでにがっちり日焼けしてしまいました…。松本市は海抜500m超、おひさまが近いですしね。
大好きなスーパーマーケット「ツルヤ」で梅が積まれるようになったので、今年も梅シロップを仕込みました。
ばあばが来ていたので、子供たちとばあばでヘタを取ってくれました。
本当は生のままの梅と氷砂糖でつくるのが梅の風味が損なわれず美味しいらしいのですが、私は梅を一度冷凍してから作っています。細胞壁が壊れて早くシロップが上がってくるので梅が発酵する等の失敗が少ないことと、一日のうちに全行程をこなす余裕がないからです。
作業中、梅のいい匂いに癒されます。
梅の後は、一瞬だけ「あんず」がスーパーに並びます。
最近ジャムづくりが趣味に加わった私の母が、この季節を楽しみにしています。我が家もご相伴にあずかる予定です。(お母さん、よろしく)
海はないけれど、美味しいものはたくさん。大学卒業とともに長野県民になり10年を超えましたが、いまだにワクワクできます。子供が思いっきり遊べる公園もたくさんあり、子育てもしやすいです。(ワーママ歴5年目いまだにあたふたしていますが)
土地と相性があったかな、と勝手に思っています。
医学科5~6年の学生さんや、初期研修医の先生たちが、勉強や仕事の合間にうちの医局にも見学に来てくださいます。どうやって進路を選ぶか、悩みますよね(私も学生時代に途方にくれました)。
華麗なキャリアとは程遠く、良いアドバイスはできませんが、とりあえずその場の空気を吸いに行くのも大事なことなんじゃないかな、と思います。その地域と相性が合うかどうか、一緒に働きたいと思える人がいるかどうか、どんな雰囲気なのか。お給料や勤務体制などの条件以外のことも、住んで働くうえでは重要だと思います。
アポイントを取ったり交通費の問題だったり、いろいろ大変かと思いますが、信州は今気持ちいい季節なので、良かったら遊びに来てくださいね。
小沢陽子