アジア太平洋呼吸器学会に参加しました
11月29日~12月2日に台湾の台北で開催されたアジア太平洋呼吸器学会総会に花岡教授、生山先生と参加しました。私自身は肺非結核性抗酸菌症の治療に関する臨床研究を発表しました。座長などから指摘いただいた点を踏まえて、さらに研究を続けていきたいと思います。
学会全体としては結核の演題がCOPDや肺癌と同じくらい多いことが印象的でした。対照的に結核以外の呼吸器感染症の演題は比較的少なく、やはりアジア太平洋地域では呼吸器感染症の中では結核が最も重要な位置を占めていることを実感しました。
非結核性抗酸菌症のシンポジウムを聴講したのですが、韓国のWon-Jung Koh先生の講演はわかりやすい英語で、ジョークを時折交えつつお話しされ非常に楽しい講演でした。会場も立ち見が何名のもでるほどの盛況ぶりでした。
学会の合間に台北から約30km東北の方面にある九份に行ってきました。宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に似た街で、かつては金鉱があり栄えたていたようです。現在も当時の面影を残したノスタルジックな雰囲気とのことでしたが、実際に行ってみると観光客の多さにと、せまりくる多彩なにおい(臭豆腐、揚げ物、お香など)のコラボレーションに圧倒されてしましました。それでも名物のタロイモ団子を食べて、学会の合間の息抜きをしてきました。
牛木 淳人