5th Leh symposiumに参加しました
2018年11月16~18日にかけてインド、シッキム州ガントクで行われた5 th Leh symposiumに参加させて頂きました。私たち教室から花岡正幸教授、野沢修平先生、私と3人で参加しました。2年に1回開催される、主に高地医学、肺高血圧症に関するsymposiumです。
私は「Polymorphisms of the human vascular endothelial growth factor gene in Sherpa highlanders」と演題で発表しました。エレベスト登山時にポーター(荷物運び)として活躍し、高地に順応したsherpa民族のその性質とVEGF遺伝子が関連するかという内容です。雲登卓瑪さんをはじめとする当教室の先輩方が研究してきた内容を、私が代表して発表させて頂きました。オーラルプレゼンテーションで15分間の発表でした。拙い英語ながら、何とかプレゼンできたかと思いましたが、その後の質問では、質問者の英語が十分に聞き取れず、しっかり対応することができませんでした。
Symposiumのため規模は小さかったですが、「High Altitude Medicine & Biology」のエディターを務められるような一流の研究者も大勢参加されており、このような方々の講演を直に拝聴できるまたとない機会を得ることができ、今後の研究のモチベーションアップにつながりました。
ガントクに入る前に、ニューデリーで宿泊した際には、世界遺産であるタージ・マハルを見学することができました。巨大な建造物が大理石でできており、恐ろしいほどシンメトリーを呈する様子は、ただただ美しいの一言でした。おそらく自ら旅行することはないと思われるインドに行くことができ、貴重な体験をさせて頂きました。
今回初めて英語で発表させて頂く機会を頂きましたが、自分の英語力の未熟さを痛感させられ、苦い思い出になってしまいました。今後は質問に対応できるように英語力を鍛え、次回英語でプレゼンする機会がありましたら、リベンジしたいものです。
雲登卓瑪さんには今回の発表のため、ご指導いただきました。またSymposiumに参加するための準備、手配等を助けて頂きました。誠にありがとうございました。
金城 匠