松本マラソン
夏到来、本格的に暑くなってきました。スーパーなどでは野菜や肉を守るため、南極に来たかと思うほど冷房が良く効いていますが、病院では適温設定となっています。働いている立場としてはもう少し涼しくして欲しいと思うこともありますが、守るべきは我々ではなく患者さんですので我慢、我慢。
さて、私事ですが、このところ健診で肝機能や血糖値などが引っかかったりするようになりました。患者さんには生活習慣を見直しなさいなどと偉そうに指導していながら、自分には甘かったようです。そんな折、学生時代の仲間とお酒を飲む機会がありました。そこで、どういう話の流れからか、「みんなで松本マラソンに出ようぜ」と言い出した男がいました。何を言ってるんだ!と一蹴されるかと思いきや、俺も、俺もと、賛同者が現れ、影を潜めていた私にも視線が向けられました。いや~、あははは、と逃げられる空気はなく、結局、お酒の力に任せて仲間入りしてしまったのです。
そういえば、2か月前の医局員コラムで近藤先生が諏訪湖マラソンをご紹介されていましたが、今年で30回目になるのですね。一方、松本マラソンは、意外といえば意外ですが、昨年初めて開催され、今年は第2回という出来立てホヤホヤの大会なのです。昨年は他人事のように思っていましたが、今年はプレッシャーからか市内各所に掲示されているポスターが異様に大きく感じます。私の人生において、これまで10km以上は走ったことがありませんでした。42.195kmは未知の領域です。その恐怖心が引き寄せたのでしょう、先日、何気なしにつけたテレビで「サブ4」という番組を観ました。初め、サブ4の意味が分からなかったのですが、「42.195kmのフルマラソンを4時間未満で完走すること」だそうです。それを目指して女性3人が一から練習に取り組むという内容なのですが、思わず見入ってしまいました。流されやすい私は、初マラソンながら4時間を切ろうと背伸びした目標を立て、週に2~3回走るようになりました。初めのうちは2~3kmで手足がしびれ、頭がクラクラしていたのですが(過換気症候群?)、今はゆっくりならば10kmの壁を超えて走れるようになってきました。ただし、このペースだと4時間はまず無理です。いや、5時間30分という制限時間内に完走できるかも微妙です。9月30日の大会当日までにどこまで仕上げることができるか、乞うご期待!です。ダメだったとしても、肝機能と血糖値が正常化という参加賞は手にしたいと思います。
皆様も、夏バテ、熱中症に気をつけながら、たくさん汗をかいて暑い夏を乗り切りましょう!
小坂 充