第3回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会に参加しました。
6月22日(金)~23日(土)に大阪府豊中市(千里ライフサイエンスセンター)で開催された第3回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会に参加しました。
23日(金)に演題発表をさせていただき、テーマは当科の北口良晃先生、安尾将法先生方にご指導いただいている「SU5416慢性低酸素曝露第3群肺高血圧症ラットによる炎症性メディエーターの検討」でした。発表後は「IL-6が上がる原因は低酸素なのか、炎症によるのか」、「eNOSの活性化はみられたか。p-eNOSとeNOSの比を確認しては」といった今後の研究に参考となる質問を多数いただき、勉強になりました。
肺循環をテーマに発表されている他の各医療機関の先生方の発表も拝聴することができ、基礎研究に努力、ご苦労をされている先生方が多くおられることに勇気づけられ、今後の研究に活かせる良い機会をいただきました。23日(金)午前に催された、PAH症例ワークショップに参加させていただきました。呼吸器疾患を合併する肺動脈性肺高血圧症グループのディスカッションに参加させていただき、何群の要素があるか、血行動態測定の解釈、画像検査(CT、シンチ)の解釈、治療方針の決定など、限られた時間の中で他の医療機関の先生方がどのように考えられるのか拝聴させていただき、大変勉強になる時間を過ごさせていただきました。
肺高血圧学会で学んだことを参考に、努力していきたいと考えています。
和田 洋典