WSPH2018 肺高血圧シンポジウム(ニース)に参加しました
2月27日(火)から3月1日(木)にフランス、ニースで開催された第6回World Symposium on Pulmonary Hypertension(6th WSPH)に参加しました。当教室からは花岡正幸教授、小林信光先生、木本先生、柳沢先生が参加されました。2月27日(火)は小林信光先生がポスター発表をされ、3月1日(木)に私は大学院の研究テーマである呼吸器疾患に合併した肺高血圧(第3群)の動物モデル(ラット)についてポスター発表をさせていただきました。
学会催行中フランスは寒波がきており、行きに予定していた便が欠航するというアクシデントもあったのですが、主要なタスクフォースの発表には参加することができ、大変勉強になりました。特に重要な点は肺動脈性肺高血圧症(1群)の診断基準を、平均肺動脈圧>25mmHgから20mmHgに変更することを提言された点でした。CTEPHのタスクフォースを除いて他の群についても同様の変更が提言されており、PHと診断される患者さんが今後増えることが予想されました。診断・治療のアルゴリズムも各群において変更がなされ、今後の肺高血圧症の診断・治療に大きく影響するシンポジウムでした。
シンポジウム開催期間中は、ニースはカーニバルの時期で、夜は雪と寒さにもめげず大きな山車が列になって行進しているところを見ることもでき、貴重な体験をさせていただきました。
和田洋典
学会資料
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