インフルエンザについて

いよいよ冬に入り、松本・安曇野地域でも降雪が見られました。幸い道路状況は今の時点では問題ないですが、数年前の大雪の時のような積雪にならなければよいなと思っています。
冬になると感染症の罹患が多くなってきますが、市中で一番心配なのはインフルエンザかと思います。長野県内でも11月下旬に流行が始まったことが、県から発表されました。今年はワクチンの製造開始が遅れたことから供給不足の傾向になっているといわれています。ワクチンは鶏卵の中にウィルスを注入することで製造されていますが、最近はウィルスが卵の中で増えにくくなっていたり、ワクチンのタイプが狙っていたものと変わってしまうということが起こりやすくなっているそうで、これが製造遅れの原因の一つとされています。また正確な数字は見つかりませんでしたが、昨シーズンはワクチンの効きが悪かったという噂があります。私自身、医師になってワクチンを毎年摂取するようになってから、10年目で初めてインフルエンザに罹ってしまいました。
熱と関節痛の症状があった際はインフルエンザが疑われますが、その際医療機関を受診する時に必ずマスクの着用をお願いします。体調が悪い際は無理をせずに仕事・学校を休んで自宅で療養してください(なかなか難しいですが・・)。

町田　良亮

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