常念診療所に行ってきました -2017-

今年の常念診療所は“山の日”に合わせ、8月11日~12日に決行した。私のほか、半田秀雄先生(諏訪中央病院総合診療科)、木本昌伸先生(信州大学医学部附属病院呼吸器・感染症・アレルギー内科)、本戸景子先生(以上信州大学医学部附属病院卒後臨床研修センター)、泉直登君(信州大学医学部3年)、小林悠磨君(同2年)、尾崎夏実さん(同1年)、そして私の家族(泉、大地、拓登)が参加し、例年の如く賑やかな診療所となった。

今年は2日間とも曇天が続き、下山中は小雨にも遭ったが、11日の夕刻には槍の穂先を眺めることができた。反省点は、登りに6時間近くも要してしまい、小屋での昼食に間に合わなかったこと。日頃の運動不足が見事に反映された。山の日の常念小屋はやや混雑していた程度で、患者さんも少なく、予想に反し落ち着いていた。

今回も大勢の医師や学生に囲まれ、とても楽しいひと時を過ごすことができた。本戸先生が持参した「ARDBEG DARK COVE」は蒸留所が直接リリースするレアもので、大澤、本戸両先生がアイラ島を訪問した際に購入した逸品である。シェリー樽を用いているせいか、ARDBEG 10年に比べスモーキーな刺激感が少なく、ほんのり甘みのあるフルーティーな仕上がりであった。こんな美味いモルトを山の上で味わえるとは、何という贅沢か。また、木本先生は特大のスイカを丸ごと運んでくれた。甘いスイカを頬張りながら、他愛もない会話とともに、夜は更けていった。

最後に、荷揚げを含めお世話をしてくれた学生諸君、そして診療所を支えてくれる常念小屋の皆さんに心からの感謝を贈りたい。

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