ATS2017参加記

ATS2017に参加させていただきました。北口良晃先生にご指導いただきCOPD患者における肺気腫および気管支壁肥厚所見の客観的解析と呼吸機能との関連(Correlation between pulmonary function and the software-based quantification of the degree of emphysema and airway wall thickening in patients with COPD)をテーマにポスター発表をさせていただきました。Facilitatorの先生からは画像的なフェノタイプ分類の具体的な基準値の設定の仕方について、末梢気管支の計測方法(WA%, AWT-Pi10)について質問いただきました。質問してくださった先生方は皆様親切で、私の拙い英会話も我慢して聞いてくださいました。英語の学習が根本的に必要であることを良く自覚させられ、その点でも貴重な経験になりました。

ポスター発表以外の時間は、主にCOPDの併存症・治療等についての講演を聞いて、COPDとSarcopeniaなど自分の良く知らない分野について理解を深めることができました。PRO/CON DEBATEではBlood Eosinophils Are (not) a Useful Biomarker to Guide Therapy in COPD、などの複数のテーマについて賛成と反対の立場で其々講演があり、日本の講演会でのそれと比べてはっきりと賛成・反対の意見を主張していて驚き、参考になりました。

ATSで初めて発表させていただき、自分の知識(と英語力)が足りないことを痛感させられ、今後の大学院での研究を進めるにあたりとても良い経験になりました。

最後に、私はアメリカに行くこと自体が初めてであり、入国手続きやホテルの受付などもあたふたとしておりました。基本的なところも同行頂いた安尾先生、北口先生、小坂先生に色々とお助けいただき、深く感謝致します。

ポスター(PDF)

和田 洋典

一覧へ戻る