第57回日本呼吸器学会学術講演会に参加して

4月21日~23日に東京国際フォーラムで開催された第57回日本呼吸器学会学術講演会に参加しました。22日(土)にポスター発表をさせていただき、テーマは当科の北口良晃先生にご指導いただいた「COPD患者における肺気腫および気管支壁肥厚所見の客観的解析と呼吸機能との関連」でした。発表時は「高度気腫型でよりALX,Fresが高くなるという理解で良いか」, 「実際の測定方法はどうしているか」といった質問をいただき、ポスター閲覧時間中も遠方から来られた先生方よりお声をかけていただくことができ参考になりました。CT画像解析で得られる気道病変の指標(WA%など)や、気腫の指標(%LAA,%LAV)を使用して発表されている他の各医療機関の先生方の発表も拝聴することができ、今後の研究に活かせる良い機会をいただきました。ランチョンセミナーでは、京都大学地域医療システム学講座 木下秀之先生の「呼吸器疾患を合併した肺動脈性肺高血圧症」を拝聴しました。呼吸器疾患に合併た肺高血圧に対する治療適応、肺血管拡張薬を使用するにあたって注意すべきポイントなどをわかりやすく解説いただき、発表後に質問させていただくと丁寧にご回答いただけ、今後の診療に大変参考となるご講演でした。

22日(土)夜は第一内科学教室懇親会に参加することもでき、新しく入局された先生方も参加され、楽しいひと時を過ごしました。

konshinkai

和田 洋典

一覧へ戻る