第56回日本呼吸器学会学術講演会に参加しました。

4月8日~10日まで京都で開催されました第56回日本呼吸器学会学術講演会に参加してきました。

当教室からも多数演題の発表などがありましたが、後期研修医向井先生のポスター発表に参加しました。演題名は「気腫合併肺線維症の急性増悪の検討-特発性肺線維症の急性増悪と比較して-」でした(写真)。近年その病態が注目されている気腫合併肺線維症ですが、その急性増悪の予後は特発性肺線維症の急性増悪より良好という後方視的検討でした。フロアからは死因、画像所見についての質問がありましたが、なぜ予後良好かは定かではなく、今後の重要な検討課題であると思いました。

学会自体は参加者、プログラムが非常に多く、活気あふれる学会でした。残念ながら聞きたいプログラムが同時間帯に別会場で開催と重複してしまうことも多かったのですが、裾野の広い呼吸器病学では扱う領域も広く、やむを得ないかもしれません。

新年度早々に全国の施設からの発表を聞くことにより、気分を新たに自分の診療、研究などの取り組むいいきっかけとなりました。

牛木 淳人

0425-02-01

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