岡山大学呼吸器内科より大学院生が見学に来られました。

去る平成28年2月17日より3日間、岡山大学呼吸器内科の大学院生の森近大介先生が当科に見学に来られました。当科で行っていた動物実験の手技(具体的にはタバコ抽出液を用いたラット肺気腫モデルの作成法)の習得が主な目的でした。当科の臨床(精密呼吸機能検査、気管支鏡検査)の見学も提案させていただいたところご希望されました。

2月17日は午前精密呼吸機能検査を見学されました。スパイロメトリーのみならず、ボディープレチスモグラフ、呼吸インピーダンス、運動耐容能の評価、健康関連QOLの評価なども同時に評価しています。医師が自ら呼吸機能検査に参加するのは全国的に珍しく当科の特徴とも言え、森近先生も非常に興味深そうでした。午後は安尾先生のご指導の下、以前より飼育していた肺気腫モデルのラット8匹の解剖を行い、その手順を見学していただきました。夜は森近先生、花岡教授、安尾先生、加藤先生、和田先生、北口の6人で食事会を開催させていただきました。

2月18日は朝大学院生カンファレンスに参加していただき、午前はタバコ抽出液の作成およびラットへの投与を行いました。午後は気管支鏡検査を見学されました。

2月19日は私が午前外勤でしたので市内観光を、午後は病棟を見学していただきました。夜は私と二人で焼き肉屋の明月館に行きました。縄手通り、明月館の雰囲気を気に入っていただけたようでした。

あっという間の3日間でした。森近先生は非常に博学で話題豊富であり、真摯な姿勢で臨床および研究に臨まれており、こちらが大変勉強になるお話がたくさんありました。

また学会等でお会いし、岡山大学呼吸器内科と連携を取ることができたらと思います。

北口 良晃

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