2014年7月 荒木太亮コラム
はじめまして。後期研修医1年目の荒木太亮と申します。
入局して3か月が過ぎ、新しい職場での仕事にも少しずつ慣れてきたところです。現在、診療グループは指導医のI先生と自分、そしてインドネシアから病院実習のために日本にやってきた留学生のAさん(バリ島在住 医学部4年次の女子学生)の3名で編成されています。留学生とは、共通言語が英語しかないため、必然的に英語で会話をしなくてはならないのですが、語彙・文法ともめちゃくちゃな英語で殆ど単語区切りの会話をしているような現状であり四苦八苦しています。
インドネシアというと人口の90%がイスラム教徒だそうで、食事を含め宗教上の戒律がさぞ厳しいのかと思っていたのですが、インドネシアはそれほど厳しくなく、食べ物も飲み物も何を食べても大丈夫なのだそうです。先日は病棟の納涼会にも参加し、2次会で教授に信州名物馬刺しをご馳走になったと、大変感激していました。肝腎の実習はというと、CTスキャン検査や精密肺機能検査などは彼女の大学病院には無い設備だそうで、毎日必死にメモを取ったり質問をしたりと非常に熱心に取り組んでくれています。
7月いっぱいで実習は終わるのですが少しでも有意義な実習となるように、また自分自身彼女の熱意に負けないように診療に取り組んでゆきたいと思っています。
医員 荒木 太亮 記