呼吸器学会総会に参加して

4月18日のシンポジウム8 IPF治療の新時代に参加しました。Hansell先生のIPFの画像を見て、肺癌の合併が多く、見つけるのも難しかったですが、ここです、というところと自分がここかな、と思ったところが一致していて安心しました。話題はNintedanibという新薬について挙がりました。実際に有効性がはっきりとは言えなさそうですが、今後の導入が期待されます。創薬も試みられているようですが、まだまだ治療については検討の余地がある病気であることを実感しました。

同日の懇親会は合計17人の先生に参加いただきました。お忙しい中、長野日赤の小山先生、須坂病院の山崎先生から関連病院の大学から外へ出られた先生の近況を聞くことができました。また、遠方より芝本先生がいらっしゃったり、藤本先生が大学院生を連れていらっしゃったり豪華なメンバーでした。また、梓川診療所からは小林織絵先生にいらっしゃっていただきました。先生の女らしい気配りはため息が出ました。小林俊夫先生が昨年に引き続き来てくださいました。上野先生、鈴木先生もありがとうございます。来年も是非是非参加ください。

19日は、一日中食べ歩くと決めていました。皮膚科の友人と、朝からずっと食べ続けていました。築地でお寿司を食べたあと、築地市場を出たところで、人だかりができていました。男の人が、小さなプラスチックのピエロの人形を操っているのでした。紙きれみたいに粗末な人形なのに、男性の命令したとおりに、飛んだり跳ねたりしているのです。みんな驚きで歓声を上げていました。そして同じピエロのJohnnyが1個1000円で売られていました。飛ぶように売れる中、釘付けになった友人は欲しい!と言ってJohnnyを買いました。

友人は待ちきれずに近くの築地本願寺で封を開けました。中には、操り糸が入っていました。友人の顔がみるみる失望していくのがよくわかりました。しかし、友人はただでは転ばない性格でした。Johnnyのことをスマホで調べはじめ、実は、観客の中にJohnnyを操っている人がいることがわかりました。また、糸は売られたものに入っている普通の糸ではなく、見えにくい特殊な糸が使われていることを瞬時に調べあげました。友人はこうなったらマスターしてやる、と息巻いていました。もう一度、Johnnyが操られていたところを訪れると、もうたたみかけていました。もしもJohnnyを見かけたら、ご注意を!

加藤 あかね 記

市山崇史

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