インフルエンザ

インフルエンザの罹患者が増加傾向となってきており、長野県下でも先月末の時点で学級・学年閉鎖や休校になった学校があったそうです。御存知の方もいらっしゃるかと思いますが、現在当院もスタッフ・入院患者様の間でインフルエンザの罹患者が多発し、面会制限がかかっている状況です。当教室でも年が変わってから合計5名の医局員が罹患してしまいました。私も恥ずかしながら1月下旬にインフルエンザを発症してしまいました。厚労省や学会からの公式発表ではないのですが、今シーズンのインフルエンザは発熱がそれほど高くなく、胃腸炎症状が多いといわれているようです。私の場合も37.6℃程度ま で熱が上がらず、胃腸炎症状はありませんでしたが鼻炎の症状がかなり辛い状態でした。感染の蔓延を防ぐため、検査でインフルエンザと判明した際は学校・職場への出席・出社は停止をお願いします。症状発現から48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬の投与によって治癒を早める効果があるといわれています。ただ発症から12時間程度経たないと、インフルエンザの迅速診断が偽陰性となることも多いとされており、外来診療を行っている場合に対応が難しいところです。

町田 良亮

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